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【なぜ人は太るのか?】
一番重要な部分ですね。
そもそも人の体は
太りやすく、やせやすい体質です。
わかりますよね?
太る=体に必要なエネルギーを貯蔵している状態。
痩せる=体からエネルギーがなくなっている状態。
ということから見ても、生きるためにと考えれば
おのずと太ることが重要ということがわかりますね。
いつ、何が身の回りに起こるかわかりません。
地震が来るかもしれないし、タイタニックに乗っているかもしれない。
何も食べられない状態になったときエネルギーの貯蔵=脂肪が
必要なわけです。
人の体はいつか来るそういう状態を見据えて
余分なエネルギーの元、特に脂肪を!貯蔵してくれているのです。
ということはダイエットすることと言うのは
極端な話、自然の摂理に反しとんじゃけぇ。←広島弁。
ですから、ダイエットを成功した!という方は
胸を張っていいと思います。
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【基礎代謝とは?】
国語辞書(大辞泉)によれば
目覚めている状態での生命を維持するために必要な最小のエネルギー。
成人で一日1,200〜1,500カロリー。
まんまですね^^
もう少し付け加えると基礎代謝はヒトが一日に消費するエネルギーの約70%を占めます。
基礎代謝量はおもに筋肉量によって決まるとされ、筋肉量が少ない女性よりも
筋肉量が多い男性のほうが基礎代謝量は多いです。
また、同じ体重でも筋肉量が多く、体脂肪率が低い人のほうが基礎代謝は高くなります。
ちなみに私は身長175センチ、体重は75キロで基礎代謝が
1,770キロカロリー前後です。筋肉量は58キロでした。
基礎代謝は人によって違いますので一度計ってみるといいでしょう。
体脂肪率や基礎代謝、筋肉量などは体組成計というものがありますので
これで計るといいですね。
我が家にも一台あり、活躍しています。
基礎代謝がわかれば一日にどの程度食事を取ればよいかということも
おのずとわかってきますね。
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【効率よく基礎代謝を上げるには?】
こちらにも書いたように積極的に基礎代謝をあげる方法としては
筋肉量を増やすのが最適です。
筋肉量を増やすとムキムキになるのではないかと心配する方が多いでしょうが、
筋肉が大きくなるのは筋肉の数が増えるためではなく、筋肉の太さが増すためです。
筋肉量を増やすには小さな負荷でいいので回数を増やすことが適しています。
「回数を増やす」というとフンフン!言いながら何度もやるのかと考えがちですが
正確には筋肉の収縮する回数を増やす、さらには収縮している時間を長くすると
いうことが大切です。
ちなみに筋肉を太くする運動は最大の力で1回上げられるかどうかの重さで
トレーニングをすると良いです。
では基礎代謝を効率よく上げるにはどうしたら良いでしょう?
基礎代謝量も筋肉の量によります。ということは、
大きな筋肉を鍛えることが一番良いです。
大きい筋肉は
胸部、背部、腹部、脚部(お尻を含む)
です。
これらの筋肉はもともと筋肉量が多いので、一度のトレーニングで
多くの筋肉に刺激を与えることができ、大きな効果が期待できます。
また、大きな筋肉は回復も早く、毎日やることも可能です。
特に腹筋はそうですね。
ですので、まずはじめようと思ったら上に挙げた部位からはじめると良いでしょう。
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【エネルギーはどうやって作られる?】
エネルギーは食べたものまた、体の中のにあるものを材料に作られるわけですが、
その中の糖類・脂肪・タンパク質が大きな材料です。
ここで、どのようにエネルギーが作り出されるか書いてみます。
大きな流れとしては、
1)各物質に特有の分解過程により、アセチルCoAを作る
2)TCA回路を使ってエネルギー製造マシーンの燃料を抽出
3)エネルギー製造マシーン=電子伝達系で大量のエネルギー産生
という流れになります。
本来とは若干、語句の使い方に違和感を感じる方(特に専門家)が
いらっしゃるかもしれませんがわかりやすくという意味でご理解ください。
また、少し難しいので読み飛ばしてもらってもかまいません。
要点を言えば、、
・糖質は最初にエネルギー産生に使われ、1つの糖から30個のエネルギーができる。
・脂肪は分解の過程が多く、1つの脂肪から450個のエネルギーができる。
・タンパク質=筋肉も分解され、エネルギーに変換される。
<糖類>
糖類には砂糖や穀類、イモ類の中の炭水化物が挙げられます。
糖類が体の中に入ると、解糖系というところで分解され、アセチルCoAとなり
ここからTCA回路で電子伝達系を動かすのに必要な燃料を作ります。
そのあと、そのエネルギー製造マシーンでたくさんのエネルギーが作り出されます。
一つの糖類からおよそ30個のエネルギーが作られます。
<脂肪>
体の中の脂肪は主に中性脂肪として蓄えられています。
この脂肪をカラダに吸収するには脂肪を一度小さくしてから(脂肪酸+グリセロール)でないと
吸収できません。
さらに吸収された脂肪はもう一度もとの形=中性脂肪に戻され、
エネルギーを作る場所(ミトコンドリア)に運ばれていきます。
血液中で中性脂肪は再び分解されミトコンドリアにてアセチルCoAが作られ、
TCA回路を経て電子伝達系の燃料が作られます。
脂肪酸がミトコンドリアの中に入り分解されていきますが、
中に入るために必要なものがカルニチンというものです。
カルニチンにより取り込まれた脂肪酸は細かく分解され、TCA回路へと移行していきます。
あとは糖類と同じ流れです。
脂肪酸一個から約150個のエネルギーが作られます。
1つの脂肪中には3つの脂肪酸があるので実際は3倍の450個です。
脂肪と糖類からのエネルギーの産生を比べると、糖がまず真っ先に分解され、
エネルギーが作り出されます。
糖がなくなってからやっと脂肪が分解されていきますが、体の中へ吸収される
までの過程も多いですし、1つの脂肪から作り出される数も糖に比べてじつに
15倍!です。
これを考えるとなかなか脂肪が分解されないことがわかると思います。
<タンパク質>
タンパク質、いわゆる筋肉です。さらにはタンパク質を細かくしたアミノ酸も
エネルギー源として使われます。
アミノ酸は様々な化学反応を受け、TCA回路を動かす化学物質として
利用されます。
20種のアミノ酸がありますが、その中のいくつかは糖や、脂肪を分解したときと
同じ化学物質アセチルCoAが作られます。
タンパク質がエネルギーとして消費されることにふーん程度と感じるかもしれませんが
実際、使われるアミノ酸=タンパク質は筋肉です。
つまりエネルギーが必要になると、筋肉が分解されてエネルギーが作られるのです。
つまり、せっかくつけた筋肉が糖分がなくなったため、また、脂肪による
エネルギーの供給がなくなってしまったために筋肉が減っていってしまうのです。
これをなくすために最近のスポーツ系飲料にはBCAAというのが含まれています。
BCAAはバリン、ロイシン、イソロイシンの総称で、筋肉がエネルギーとして
使われるのを防ぎ、自身がエネルギー源となるアミノ酸なのです。
これを摂取することで筋肉量を減らすことなく効率よいエネルギー消費ができるのです。
BCAAが多く含まれるものとしては、
大豆・チーズ・まだい・マグロの赤身・牛豚肉・鶏肉・卵などがあります。
BCAAを取り、筋肉の減少を抑えつつ効率よくカロリーを消費しましょう。
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