最近から話題となっている「にがり」ですが、皆さんは利用していますか?
使っていないまでも、名前くらいは聴いたことがあるでしょう。
私も使っていませんが、母が使っていました。
この「にがり」、ご存知のようにダイエットに効果があるといわれて、
話題となっています。ところが・・・
先日、独立行政法人国立栄養・健康研究所から下のようなことが発表されました。
-----------------------ここからです------------------------------------
「にがり」と「痩身効果」について
にがりは、海水を濃縮したときの塩を除いた残留物であり、その主成分は塩化マグネシウムです。
昔から豆腐を作るときの凝固剤に利用されてきました。
最近、にがりやマグネシウムに「痩身効果」があるという情報が流されています。
例えば、「糖の吸収を遅らせる」「脂肪の吸収をブロックする」「糖質代謝を促進する」「エネルギー代謝を促進する」
といったメカニズムから、ダイエット効果を論証するような情報がありますが、
いずれについても確実な根拠・文献等はありません。
また、マグネシウムは、医薬品では下剤として使用されており、
食品であっても多量に摂取すると下痢になる可能性があります。
しかし、下痢による一時的な体重変化は、主に必要な水分の減少によるもので、見かけの変化です
(ちなみに、下剤(塩類下剤)として利用されている酸化マグネシウムは2g/日、水酸化マグネシウムは0.9-2.1g/日、
硫酸マグネシウムは5-15g/日であり、これらはマグネシウムイオンのために消化管内の水分が吸収されにくくなり、
便の軟化、瀉下作用がでると考えられています)。
さらに、下痢を起こす程、にがりやマグネシウムを過剰摂取することは、エネルギー源となる糖質や脂質だけでなく
ビタミンやミネラル等の吸収も阻害されます。そのような状況は私たちの体にとって好ましいことではありません。
下剤としてにがりを利用し、その摂取量を間違えて重大な健康被害が出た事例もあります。
マグネシウムは科学的根拠に基づき、本年4月から栄養機能食品としての表示が認められています。
通常の食品に含まれるマグネシウムは多量に摂取しても、健康障害は少ないと評価されています。
多量のマグネシウムを簡単に摂取できる健康食品やサプリメントの利用については、
その利用目的、方法、摂取量について十分注意する必要があります。サプリメントなどによる
マグネシウムの過剰摂取は下痢を起こすことがあります。
-----------------------ここまでです------------------------------------
といったように「痩せる」ことに関して科学的根拠はないのです。
科学的に考えれば下剤をたくさん摂取していることになりますね^^;
上記の中にもあったように「にがり」で痩せるのは下痢を起こして
「やつれる」と考えたほうが良いでしょう。
私も下痢になるとよくやつれます。
では「にがり」は全く効果がないのでしょうか?
私はこう考えます。
『便秘気味の人が使えば良いじゃん!』
ということです。
便秘が体に悪いということはよく言われています。
宿便(腸の中にたまった便のこと)がたまると腸の粘膜の新陳代謝が阻害され、
栄養やイオンの吸収が充分できなくなります。これにより肌荒れ、吹き出物、肥満などが
引き起こされるわけです。
ならば宿便よ、覚悟しろ!と出してしまえばいいのです。
ということはにがり=下剤と考えて使えばいいわけです。
「じゃあ下剤使うのと変わらないよ!」と考える方もいらっしゃるでしょうが
「薬よりは天然のもののほうが売れるぞお!」と販売している会社は考えているのでしょう。
健康食品ブームですし。
私が考えるに「便秘」→「にがり(下剤)」→「宿便放出!」→「健康体」
という構図を頭に入れれば、納得して使えるのではないでしょうか?
でもご利用は計画的にです。
PS ダイエットにはあまり効果が無いようですが、お肌にはかなりいいようです。
お肌の水分量が40代の女性で20代の女性の水分量を上回っていました!
しっとりしっとりしっとりしっとり・・・
PS2.実は先日、ある方法でにがりを使って体脂肪が2%ほど減りました。
この方法については後日UPしますのでもう少しお待ちください^^。なぜか小さい字 |